Honey★Love
なぜかあたしの心臓は、
今までにないほど騒がしかった。
「ね、入んないの?」
愁にそう言われ、
ますますドキドキする。
『は、入ります…』
あたしは震えた声でそう言った。
愁の家は綺麗な一軒家で3階建て。
愁のお母さんも優しく、丁寧に、
迎え入れてくれた。
「2階の突き当たり、
俺の部屋だから入ってて!」
愁はそういうとリビングらしき場所へ
バタバタと走っていった。
2階の突き当たり…
あたしはぴかぴかの階段を上って
2階へ上がった。