Honey★Love



「さーて、会議しよー!」


愁はそう言うと、ベッドの上で

あぐらをかいてあたしを見つめた。



その姿がすごく格好よくて、

1人で赤くなる。



『えっと…

部活何に入るか、だよね?』



あたしがそう聞き返すと、

愁は意地悪そうな顔をして

首を横に振った。




え、違うの?

部活の相談て、言ったよね?



「違う、部活なんて

どうだっていいじゃん」



愁は、満面の笑みで言う。

その笑顔はどう見ても悪魔の笑い。



『え、じゃ、なに…?』


あたしは苦笑いをしながら

愁に問いかけた。





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