Honey★Love



すると愁は、

「ん」と言ってベッドを

ポンポンと叩いた。



そこに行けってこと…!?


あたしは恥ずかしくて横に首を振る。




「瀬南…お願い」


それでも愁は目を潤ませ、

あたしにそう言ってきた。



卑怯だ、あんなの。



『…うん』


駄目なんて言えるわけない。



あたしは愁が座るベッドに近づいて

愁が叩いていた正面に座った。



すると急に視界が回転して、

天井が見えた。




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