Honey★Love







そのまま次第に

顔が近づく…




そしてあたしと愁の唇が

重なろうとした、とき。




愁の部屋の扉がガチャガチャいってる…



愁も気付いたみたいで、

舌打ちをしながら扉にむかった。



扉を開けた途端、

大きな綺麗な毛並みの犬が入ってきた。


その犬は扉の前に座り込む。



「アール!出てけよー…」



愁がため息をついて、

その犬の首元を撫でる。



『愁、犬いんの?』



愁は「実はね!」と笑いながら

犬を指差した。


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