Honey★Love
すると愁はあたしの頭を
ガシガシと撫でて、ハニかんだ。
「可愛いっつーの!
そろそろ俺らも乗ろっか」
愁の手はあったかくて、
触られた頭はまだボーっとしていた。
バス内では各自持ってきておいた
CDを流したりして時間を潰していた。
そんな中、あたしは…
カーテンにくるまって
ぐっすり仮眠をとっていた。
しっかり、愁の手を握って。
しっかり、愁の温もりを感じて。
しっかり、愁の隣で。