メイドの執事




唄「そんなの…ねぇ?」

陸「ねぇってなんだよ」

唄「だって円は、唄の従姉妹で親友なのよ?」

陸「んなこた知ってる」

唄「私にこれ以上どうして欲しいの?」

陸「そういうんじゃなくてさ、お前から見て、円は俺の事をどう思ってるのかを聞きたいわけ」

唄「なんだぁーそんな事かぁ(笑)
円はね……自分の事には全く気付いてないよ(笑)」

陸「だよなぁ…」

唄「でも、まぁ良いじゃん?執事と主人なんて一緒に居る時間長いんだから、そのうち、お互いに想い合うようになるわよ」

陸「そうか?お前らを見てると、そうは思わねぇけどな」

唄「私達とあんた達は別よ、別。」

陸「まぁ、分かってるだろうけど岳はお前が好きなんだぞ?」

唄「もう何年も分かってるわよ(笑)
でも、後もう少し待ってもらいたいの」

陸「…なんでだ?」

唄「そのうち分かるわ…」


< 22 / 40 >

この作品をシェア

pagetop