可愛い彼女と不良な彼氏
また私たちはシルステにつくなり、すぐにお互い雑誌を読み始めた。
「やっぱりいた!」
何が?
そう思い、声がした方を見ると
「あっ、みんなー!」
いつものメンバーだった。
「舞香っ!なにさぼってんのよ!」
と愛ちゃん。
「翔が学校行かしてくれなかったの!」
翔を見ると、そこまで気にしてる様子もなく雑誌を読んでいた。
「相変わらずね」
とのんちゃんが言う。
「そういえば!もうすぐ体育祭だから、みんなの種目決まったよ!」
はっ?
「体育祭は秋にやるもんでしょ?」
「それが、今年から二期制になるでしょ?」
「うん。」
「その関係で5月になるんだって。」
さすがのんちゃん!
詳しく説明してくれたよ♪
「で、うちと翔の種目は?」
「あっ、翔はいつも通りでないからないよー」
と拓磨。
「えーでないの~?」
「当たり前。」
と翔。
当たり前ってあり得ないから!
「てかうちはー?」
「あー舞香はリレー。」
リレーか~♪
「えっ!?」
「足はやいし来ないのが悪いんだし、当たり前っしょ!」
これまた当たり前と言った。
「あり得ないー!!!」
「まっ頑張れ。」
「舞香ちゃん頑張ってね?」
「おー頑張れ~」
うん。みんな他人事だよね。