可愛い彼女と不良な彼氏

次の日から学校はいかにも体育祭やります♪
って感じのオーラ。
本当ついていけません。

外を見るとみんな練習してるし
練習してない人って言えば…




私たち6人だけ。



みんな運動神経が良いから、別に練習なんか必要ないの。

ちなみに、愛ちゃんとのんちゃんは普通の徒競走。

龍も私と同じリレーで、
拓磨がふざけてるんだかわからないけどパン食い競争。

パンが食べれるからって喜んでますよ。

翔は何にも出ないから、体育祭は関係なし。
私も関係なくなりたいよ。

「私たちどうする?暇だよ。」

「ねー。本当は練習なんだろうけど自由だし。」

「マック行かね?」

「あっいいねー!」

「じゃあ行きますか!」

私たちは学校のすぐ目の前にあるマックに行くことにした。

マックに入ると、私たちみたいに同じ学校の人たちがいた。
でも、私たちを見るとみんな固まって座り、私たちが座る場所を開けてくれた。


「体育祭だるいなー」

と拓磨。

いや、あなたが一番楽しみにしてるんじゃないんですか?

「体育祭好きだけどリレーだからな~」

もちろん私。

「「はぁ…」」

みんなため息。

翔を除いて。


「だったらやんなきゃいいだろ。」

翔さん、ごもっともですよ。
でも…でもですね?

「出来るわけないでしょっ!」

「何で?」

何でってあなた。

< 12 / 220 >

この作品をシェア

pagetop