可愛い彼女と不良な彼氏


私は焼いてる途中のハンバーグをまた焼き始めた。



「いいにおい。」


急にすぐ後ろから声が聞こえて、ビクッとなった。


「もうっ!脅かさないでよ!」


「暇なんだよ。」


そう言いながら、私の腰に手を回して後ろから抱き締めた。

そんな、翔が可愛くてしょうがなかった。


「あと、ちょっとで出来るから待っててね。」


「あぁ」


翔はそういうが、私から離れない。


「翔?座ってて?」


「やだ。」


「ハンバーグ焦げちゃうよ。」


「別にいい。」


「良くない」


と私がちょっとキレ気味に言うと、すっと手を外した。

が、私の隣にいた。


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