可愛い彼女と不良な彼氏
『これから開会式を始めます。生徒のみなさんは朝礼台の前に集まってください。』
「並ぶか~」
「だねー」
と私たちは並びに行こうとすると
「翔?行かないの?」
「あー。出ないのに行く意味ないだろ。」
「そっか。わかった。」
一緒に並んで隣にいてほしかったのにな~。
「舞ちん。そんな顔すんなって~」
「そうそうっ!別に居なくなるわけじゃないんだから!」
「だよねっ」
と私はみんなに微笑み返した。
それから私たちは校長のなっがーい話を聞いた。
「相変わらず長かったね~」
「本当!体育祭これからやるのにばてるって!」
「まぁ、うちらはまだ時間あるし!」
そう言いながら私たちは自分の席に戻った。
「それにしても暑い~」
「まだ5月なのに。」
「てかそろそろ私たちの番じゃない?」
「えっ?もう徒競走?」
「うん」
「わーだるい」
「二人とも頑張ってよね!」
「そうそうっ!愛ちゃん☆のんちゃん!応援してるよ~」
と拓磨が入ってきた。
「お前がのんちゃんって言うなや。」
と龍が怒る。
「まっ愛ちゃん☆頑張ってね~」
「お前は一切応援するな!」
愛ちゃん今日は一段とこわいですな;