可愛い彼女と不良な彼氏


暫く翔の胸に顔を埋めてた。


「そろそろ寝るか?」


「そうする。」


私たちはベッドに入った。

そこでもしっかり抱きしめてくれる。


「どこにも行くなよ。」


翔が突然弱々しい声でいった。


「大丈夫だよ。私はどこにも行かないから。
翔こそ、どこにも行かないでね。」


「お前を置いていくはずがねぇ。」


「うん。」


暫くすると、安心したのか翔の寝息が聞こえてきた。


こんなに幸せでいいのかな?
私のことを誰よりも心配してくれるママやパパ。

そして愛してくれる翔。


もう、幸せすぎるよ。


そんなことを思いながら私は眠りについた。




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