可愛い彼女と不良な彼氏
「あんたは今まで何やってたの?
どうせ、毎日のように翔といたんでしょう?」
朝から久しぶりに怒られた。
むしろ、怒られたことが久しぶりだった。
それに、理由が当たっているところが何も言えなくなる。
「何も言わないってことは、当たりね。
今日は外にでるの禁止!
二人で宿題やりなさい!」
「えー」
「えっ?」
翔は自分も言われると思っていなかったのか、びっくりしているようだった。
「当たり前よ。」
とママは普通に言う。
こうなったら何も言えない。
翔もそう思ったのか、
「はい。」
と言った。
宿題はかなりの量があり、私たちは残りの一週間全て宿題に当てた。