可愛い彼女と不良な彼氏

赤組とあと18点差。
勝てば絶対抜かせる点数。

拓磨は二番目ですぐ。
といっても出るひとが少ないから拓磨にかかってると言ってもいい。

『ヨーイドンッ』

拓磨は最初から1位。

パンの位置まで50m。
ゴールまで50mの計100mだ。
パンまでの50mだけで結構の差がついてる。

「かっこいい。」

「え?」

そう聞き返すが、周りもかっこいい~とか言ってるので気がつかなかった。

気のせいか。

そのうちに、拓磨は背が高いのを生かしパンもすぐ食べ走った。
だんとつの1位。

他の選手はまだパンを食べていたりしていた。

速すぎる。

点数を見てると、やっと赤組を抜かせた。

でも、そのかわり15点差で黄色組に負けていた。

リレーで頑張るしかない。

『次は、最後の種目。リレーです。』

「はぁ、頑張んなきゃ。」

「頑張れ~!応援してるよ!」

「ありがとー!龍いこっか。」

「あぁ。」

私たちは門へ急いだ。

門へ行くと、もうほとんどが集まっていてみんな陸上部だったりサッカー部だったり速い人の集まりみたいなもんだった。

私が走る順番は7番。
最後から二番目。
最後は龍が走る。

7番の他の組の人を見ると、みんな陸上部。
さすが7番目の事はある。

『ヨーイドンッ』

始まった…。

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