可愛い彼女と不良な彼氏
あの三人と言われても、私には想像がつかない。
「まあ、舞香は知らなくて当然か。
知らない人ってレアなんだからね、本当は」
なんて、いいながら今度は化粧直しをし始めた。
愛ちゃんが話していることは、結局わからずじまいで、
私には縁のない話なのかも。
そう思うことにした。
それでも、なかなか鳴り止まない女の子たちの黄色い声援は、止むどころか、大きくなっている気もする。
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