可愛い彼女と不良な彼氏
ガラガラ
静かじゃないから気にならないはず。
だけどすぐにわかった。
周りが一気に静かになったから。
それはあの人たちしかいない。
「翔っ!」
「おうっ」
いつも通りの翔。
「大丈夫なの?」
「全然よゆー!」
「良かった。」
「で、何があったの?」
と愛ちゃん。
そうだ!
それが一番重要。
「あ~。乱闘。」
「でも乱闘の割には長かったんじゃない?」
「今回は人数が多すぎたんだよ。
あっちはざっと150人くらい。こっちはいつものメンバー50人で戦ったからな。
だから時間がかかった。」
「でも、この通り元気だから気にしないで♪
それにしても、愛ちゃんが心配してくれるなんて嬉しい~」
「別に拓磨は心配してないしっ!」