可愛い彼女と不良な彼氏

「舞香ちゃんにのりかちゃんに愛ちゃんでしょ?!」

「あっうん。でも…」

「3人とも有名だもん!」

となつみが言う。

「席つけー!」

と先生がいったので私たちは席についた。

「あいつら誰?」

と翔に聞かれた。

「誰って?」

「さっき喋っていたやつら。」

「あやか、なつみ、りさ!就寝班一緒になったんだ♪」

「ふーん。気をつけろよ。」

「何で?みんないい子っぽかったよ?」

「そんなんわからねーよ。お前らを憎んでる奴も中にはいる。」

私は、まだ何も知らないあやかたちを憎めなかった。

逆にそんなこと言う翔がわからなかった。

「わかった…。でも、逆に翔たちも気をつけてよ?」

「あぁ。でもとにかく何かあったら言え。
地域からとばしてやる。」

翔たちからすれば地域から飛ばすなんて簡単なことかも知れない。


「そこまでしなくていいからね?」

そう言えば翔は

「お前がそういうならやらない。」

こうやって答えてくれるから。



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