可愛い彼女と不良な彼氏
私は違和感を感じ
「ねぇ…」
と話しかけようとした時、
「あのさーお前ら何なの?」
と前から聞こえた。
「はっ?」
愛ちゃんが言い返した。
あやかたちが振り向いた時、私は後退りをしてしまった。
だって、いつもの顔じゃなかったから。
3人の顔は酷く、憎しみが感じられた。
簡単に言うと恐ろしかった。
今まで見てた顔は何だったんだろう。
と思う程。
「翔や拓磨、龍だって迷惑だっつーの。」
愛ちゃんものんちゃんもキレた。
もちろん、私も。
「てめーらに言われる筋合いねーだろーが。お前らこそ何なんだよ。しかも、呼び捨てにしてんじゃねーよ。」
と気付いた時には私が言ってた。
普段、こんな言葉遣いなんてしないからあやかたちはひるんだようだった。
それにつづけて
「彼女なんだからそんなのかんけーねーっしょ。」
と愛ちゃんが言った。
「お前は彼女じゃねーだろ。」
となつみが言った。
「うちはこの3人ど仲良しだから一緒にいるだけ。なんか文句でも?」
「はっ?うぜーんだよ。」
あやかたちは言い返せないのか手を上げて私たちを殴ろうとしてきた。