可愛い彼女と不良な彼氏

「舞香。」

「なに?」

「抜けんぞ。」

「へ?」

訳の分からないまま翔に引っ張られた。

後ろからこらー!って先生の声が聞こえたけど、別に気にしないって感じで;

まあ、この翔が気にするはずがないんだよね。

ガチャ

私たちが来たところは、屋上。

「翔?始業式始まっちゃうよ?」

「あ゛?お前は本当真面目だな。」

ビクッ

このあ゛?だけは絶対慣れない。
怖すぎる。

翔はそんな私の様子をみてごめんと言ってくれた。

「真面目とかじゃなくて、本当にっ!さぼりすぎちゃダメだよ?」

「大丈夫だから。学校来なくても平気なんだって言っただろ?」

「そうだけど…」

翔たちは多額の寄付金を学校にあげてるから来なくても留年とかは絶対にない。

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