可愛い彼女と不良な彼氏
翔を見ると、翔と目が合った。
「二人の思い出にこの出来事を忘れないようにしような。」
「うん、そうだね。
もう二度とこんなことがないように。」
「あぁ。」
翔、私たち同じことを思っていたんだね。
それだけで凄く幸せに感じるよ。
あの時、私が翔に電話をしなかったら
あの時、翔が私のことを見つけてくれなかったら
私たちは終わっていたかもしれないね。
信じるって思ったよりも難しくて、簡単な言葉ではないって知ることが出来たよ。
でも、難しくても私なら、翔ならできる気がしたんだ。
それを教えてくれたのは、まりなさんかも知れないね。
こんなことまりなさん本人に言ったら怒られちゃいそうで言えないけどね。
「二人とも!話してないで沖縄料理バイキング食べに行くよっ!」
「今行く!」
私たちはしっかり手を繋いで、みんなの所へ行った。