可愛い彼女と不良な彼氏
*夏休みデート
もうすぐ夏休み。
いや、正確に言うと明日から。
修学旅行からもう約1ヶ月が過ぎた。
あんなに濃い思い出が出来た修学旅行を私は一生忘れないだろう。
「あつーい」
と叫んでいるのは愛ちゃん。
「そりゃ夏だししょうがないだろ。」
と暑すぎてイカれたのかまともな意見がでた拓磨。
同じことを思ったのか
「拓磨、暑さでイカれた?
それとも、変なもの食べた?」
と愛ちゃんが本気で心配している。
「素はこっちですー。」
翔と龍は慣れているのか、別に気にしていなかった。
今日は先生からの話だけであとは終わり。
「先生早く来ないかな~」
と言っていると
「席座れ~」
と先生が話を始めた。
「…じゃあ、明日から夏休みを満喫してくれ。
事故起こすんじゃねーぞ。
じゃあ解散」
といって、みんなゾロゾロ帰っていった。