可愛い彼女と不良な彼氏
それから二人でテレビを見た。
「舞香、そろそろ寝るか?
明日早いし。」
「うん。」
眠くなってきていたから、私は翔に腕枕をしてもらいながらすぐに寝た。
「…か!…きろ!」
「へ?」
「舞香、起きろ。」
目を開けると目の前に翔の顔があった。
時計を見ると5時30分。
「まだ、5時30分だよ?」
「何寝ぼけたこと言ってんだよ。
箱根行くんだろ?」
「あっ!そっか!」
私は箱根に行くことを思い出し、急いで顔を洗ったり着替えたりした。
「何時のロマンスカーに乗るの?」
「7時15分発。
だから6時30分には出るからな。」
「はーい。」