可愛い彼女と不良な彼氏
「行くか。」
「うん。」
私は翔の後ろに乗り、ヘルメットを被った。
「ちゃんと捕まれよ。」
「はーい。」
私は、翔に捕まった。
「ついた。」
「うん!」
着いたとこはシルステと言う名の倉庫。
バイクを降りると、30人くらいのメンバーがいた。
みんな学校は?
って言いたいとこだけど、私たちもサボってる立場なので何も言えない。
それに、みんな怖いっ!
「おはようございます。」
翔と私がすれ違うたびにみんなが言う。
「おう。」
と翔がいい、私は会釈をした。
あまりシルステには来ないから慣れない。
でも、実はみんな優しくて私の事は舞香ちゃんって呼んでくれるの。
翔の前では言わないけどね。
私たちはどんどん中に入り、翔と拓磨と龍しか入れないとこにきた。
特別に私とのんちゃんと愛ちゃんも入れるんだー。
私たちのために漫画や雑誌もあるから退屈はしない。
ちゃんと冷蔵庫もあるから飲み物や食べ物もある。
私はいつも通りソファーに座って漫画を読み始めた。
翔もバイクか車の雑誌を読み始めたから静かだ。