執事と私の秘密な関係

遥比side


さっき泣き付く真衣を冷たく拒んでしまった。
こうすることしか出来ないこの俺の無力さに、真衣と俺のこの関係に、腹が立った。

本当は、こんな風に冷たく拒むことなんて…したくなかった。
二人で、甘くて優しい時間を過ごしたかった。

< 55 / 111 >

この作品をシェア

pagetop