怪盗ブログ


食事を終えて、部屋で準備をする。


一応女の子なので、簡単な化粧だってする。



鏡の前に立って、驚愕。


朝から瞼が重いなとは思っていたけれど……


「ひどい顔……」


瞼は真っ赤に腫れて、あたしはお岩さんのようだった。(お岩さんを見たことはないけど)



どーすんのこれ……


自分の顔を見つめて、昨夜のことを思い出す。

また悲しくなってきた。


けれど泣いたらもっと酷くなる。

そう考えて涙をこらえる。



それにしても、大貴も十星も、どうして何も言わなかったんだろう……。

あまりにも不細工で、不憫で言えなかったとか……?




……あたし、この顔で学校行くの?



休みたい。

憂鬱過ぎる。

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