ホストVSアタシ
「…」


「そういやこの唇、俺以外触れてねぇよな」


夜斗が調子にのってアタシの頭を撫でてきた。


「ふっ……」


「何?足りない?」


「ふざけんなーッ!!」


夜斗のお腹を殴った。
調子のってんじゃねぇぇよ!


「お前!やっぱ女じゃねー!」

「うっさい!馬鹿!」


アタシは車から降りて、走った。

馬鹿、馬鹿、馬鹿!何なのよ!

何が俺以外触れてねぇよな?って!

馬鹿じゃん!


< 33 / 60 >

この作品をシェア

pagetop