ホストVSアタシ
「何するん…」


「黙りなさい。まぁ…上には聞こえやしないけどね」


―ガチャガチャ―


アタシは、手錠をかけられた。

「待って!」


「クスッ…ゴメンね」


「お姉さん!」


「あ、私の名前ね、ナコって言うの。まぁ…死んじゃうから意味ないけどね」


死ぬって…?


「じゃあね」


「ナコさん!」


ナコさんは、走り去ってしまった。


「どしよ…アタシ…」


アタシは、俯きながら考えた。

…夜斗。


…?なんか、焦げ臭い…!!焼けてる!壁が…


「嘘…嫌…!」


アタシは、叫んだ。
誰にも聞こえるはずがないのに。


「夜…斗!夜斗!」


アタシは、手錠を何度も引っ張った。


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