ホストVSアタシ
『あ…と』
「返事は、考えとい
てよ?」

『はい』

人生最初で最後じゃん!告白されるなんて!
アタシは、店まで流也さんと手を繋いでいた。
店の前に立ち止まると流也さんが言った。

「真希ちゃん…一目惚れって…信じる?」

『…信じます』

「良かった…」

流也さんは、ホッとした顔をした。
あたしは、やばいけどね。

「真希ちゃん…」

『え?』

流也さんの唇が降ってきた。
ええっ!?

『…んっ!ん~ん』
アタシは、バンバンと流也さんの胸板を叩いた。
なのに、なかなか離してくれない。

舌を絡ませて…長い長いキスをした。

ようやく離してくれた…
『ハァ…ハァ…』

「可愛い…」
スッゴい真剣な顔してアタシを見んで下さい。
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