ホストVSアタシ
アタシは、流也を見送りながら夜斗を待ってた。
しばらくしてから夜斗が来た。

「真希!」

夜斗だ…。夜斗が車から降りてきた。ちょっ…顔怖いっ!

「馬鹿!」

アタシは、抱き寄せられた。

「もう離れんなよ…飼い主を困らせるな」


『―ッ…馬鹿飼い主…』


あんたが、アタシを離したんでしょぉ…

「ああ…馬鹿だよ」

強く強く抱き合った。

「ゴメン…キスのこと、怒ってんだろ?」

『うん…けど仕事だから、しょうがないっしょ?』

「真希。ホストって職業柄、お前を苦しめてたな」

『ううん。ホストの夜斗だから…アタシが教育しなきゃ』

「バァカ。俺が、お前を教育してやる」

アタシ達は笑いあった。
流也は、アタシ達の仲直りのキューピッドだったのかな?
けど、お礼いわなきゃ!

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