【短編】Love through all eternity
「へぇー…、彼氏、ね……
でも、そんなの俺には関係ねーし?……イヤなら、逃げろよ?」
そう言われた瞬間、一瞬のうちに反転した視界に映るのは、真っ白な天井と唇の端を上げてキレイに笑む冬威の顔。
背中に当たる柔らかい感触に、傍にあったベッドに押し倒されたんだと気付いた――…
「冬、威……?……何、してる…の?」
「何って、陽菜を抱こうとしてるけど。……何か問題ある?」
「ああああ、あるに決まってるじゃないッ!!?」
シレッと言い退けて私に覆い被さってくる冬威に、上半身を起こそうと身を捻ってみるも、簡単に押さえ付けられてしまう。
「……陽菜は、俺が好きだろ?」