【短編】Love through all eternity
「ゴメンナサイ……。
私、どうしても隠し通せなかった。冬威の傍にいたら、必然的に女の子に優しくしてる冬威を見ちゃうし、嫉妬で醜くなる自分がイヤで逃げ出したのに……」
「それだけ好き、ってことでしょ?」
柔らかくなった声音でそう言われ、優しく頭を撫でられながら。
私はコクン…と頷いていた。
「俺は、陽菜が傍にいてくれるなら、最初は逃げ場所でもいいやって思ってた。
本当は一番に思われたかったけど……傷付くことに、陽菜は今日あったことを隠してもくれないし、ね?
俺も正直に……ずっと隠してたこと、白状するよ」
「隠してた、コト……?」
辛そうに、でもしっかりと私を見据えて話す星野サンに、私は耳を傾けて――…