【短編】Love through all eternity
君の意思は…?
* *
「陽菜?……久しぶり。元気そうじゃん?」
「ッ!?あ、冬威?……うん」
星野サンに会うことを勧められてから3日後の、午後1時。
冬威に指定されたオープンカフェの一画で、緊張しながら車の往来を見ていると、
突然、頭上から落とされた声に酷く慌ててしまった。
5ヶ月振りに会う冬威は、相変わらずカッコよくて、……視線さえマトモに合わせられない。
冬威はそんな私を可笑しそうに笑って、別れたことも5ヶ月振りに会うことも、何ら気にしていない様子。
きっと、こんなに気に病んでいるのは、私だけ……