SWEET×SWEET
あまいアップルパイ
街が次第に染まり始めた。
赤。
朝まで大好きだった色。
校庭を走り回るユニホーム。
ボロボロのスパイクのライン。
サッカーボールを入れている、スポーツバッグ。
そして、りんご。
彼の周りは、赤い色に溢れていた。
部活が終わると、決まってりんごを丸かじりしている彼。
「好きなんだ」
そう言われているりんごがうらやましくなるくらい。
すごくおいしそうで。
すごく、うれしそうで。
そんな彼を見つめるのが好きだった。
赤。
朝まで大好きだった色。
校庭を走り回るユニホーム。
ボロボロのスパイクのライン。
サッカーボールを入れている、スポーツバッグ。
そして、りんご。
彼の周りは、赤い色に溢れていた。
部活が終わると、決まってりんごを丸かじりしている彼。
「好きなんだ」
そう言われているりんごがうらやましくなるくらい。
すごくおいしそうで。
すごく、うれしそうで。
そんな彼を見つめるのが好きだった。