不良×依存症
嘘…!
酒巻って明菜のことが好きだったの!?
で、明菜もOKしちゃったよ!
2人を見れば、2つの陰が1つに重なるところだった…。
これって、キス?
びっくりして思わず、よろめいてしまった。
「あ、危ない!」
なっちゃんの腕が伸びたが、間に合わず。
あたしの頭が木にゴツーンとヒット!
「いったーい!もう最悪ー!」
あたしは頭をおさえ、木にやつあたりで蹴りまくった。
「おい、ばか!」
なっちゃんがあたしを引っ張り、しゃがませようとするが、あたしの視線は酒巻とバチッとあった。
「央…!?」
酒巻が慌てて、明菜から離れた。
………バレちゃった。
なっちゃんはハァとため息をつき、陸はあたしを睨む。
うぅ。
ごめんなさい!
「あ、お二人さん続けてどーぞ」
陸が明菜と酒巻に、手を振った。