バツイチ上司の本気の恋
「何しに来たんですか?」

「もう一度やり直さないか?」

「嫌です。帰ってください。」と

言ったら腕を掴んできた。

「嫌。離して!!」と

叫んだら、部長がいつの間にか

タクシーから降りていた。

「離しなさい。彼女が嫌がっている」

「お前誰だ?亜紀の何だ?」

「上司だ。彼女は俺が連れて行く!!」

と私の腕を引っ張ってタクシーに

乗り込んで動いた。

私は涙が出てきた。

部長がいなかったらどうなって

いたんだろう。

また流されていたかも知れない。

ついた場所は部長のマンションだった。

私は黙って降りて着いて行った。
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