バツイチ上司の本気の恋

告白

30分くらい待っていた。

部長のマンションの前で・・・。

白石さんに捕まって来れない

かもしれないっと思った。

するとタクシーが止まり

出てきた人は部長だった。

「ごめん。遅くなって。

取引先の人と挨拶が長引いて」

「いいえ、大丈夫です。

あの・・・・・」

「部屋に入って話をしたい」と

私の手を握って歩いた。

ビックリするぐらい暖かい手だった。

私のドキドキが部長に

伝わるのではないかくらいだった。

ずっと握って欲しかった。

この手を捜していたかも知れない
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