あたしとあいつの1週間♡
「大丈夫か??」




陽菜が帰った後。
翔太が話しかけてくる。





「・・・・・・うん」
「あのさ、今まで誤解だってわかっていたのに
 否定しないでごめんな??
 俺もこころの言葉が信じられなくて
 呆然としていたんだよ」
「わかってるよ。いきなり、付き合ってもいない人と
 付き合ってるから別れてってあたしも言われたら 
 呆然となると思うし。
 何が何だかわからなくなるよね」
「おぅ、それでな??」
「何??」
「今日の朝、陽菜の家呼ばれて行ってきた」
「・・・・・・・うん」






予想はついていた。
陽菜は翔太と駆け落ちするって言っていたし。
ほんとに駆け落ちしたって思わせるために
翔太を朝早く呼んだんでしょう??
その後、どうするつもりだったのかわからないけど・・・・。







「今日、ちょっと相談したいからって
 呼ばれたんだ」
「けど、朝早くなかった??」
「どうしてもって言われたんだ・・・・」
「・・・・・・そっか」
「で、相談の内容って・・・??」
「嘘つかれたんだよ。
 相談なんかじゃないよ☆
 ただ翔太と二人きりになりたかっただけ♪
 って言われた」
「・・・・・ふぅん」
「それでキレて帰ってきたら
 母さんと父さんが怒って待ちかまえていた。」









陽菜、そこまでして翔太と
二人きりになりたかったんだね・・・・・。

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