あたしとあいつの1週間♡
「母さん、俺、いつこの家を出るとか
 決まってたりする??」
「・・・・・翔太の準備ができ次第って
 言われてるわ。
 向こうは早いほうが良いとか
 言っているけど気にすることはないと思うし。
 自分のペースで片付けていきなさい。」
「わかった・・・・・・」
「・・・・・翔太ッ」







翔太はあたしの声が
聞こえなかったかのように
二階に戻っていってしまった・・・・・。








嫌だよ・・・・・・
あたしも行ってほしくないんだよ
あのとき、行ってほしくないとか
もっと強く言ってれば良かったのかな??







わかんないよ・・・・・
こんな時頼りになるのはいつも陽菜だった。
けど、そんな陽菜は今はいないんだ・・・・
あたし、陽菜を信用できないよ・・・・







「翔太、入るよ」
「・・・・・・・」








あたしは気がつけば翔太の部屋の前にいた・・・・
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