あたしとあいつの1週間♡
「・・・・・・・何、この住所」
「・・・・・何でも良いじゃん」
「もしかして、翔太の施設に行っていたの??!!」
「・・・・・」
「そうなのね、この住所はもしかして翔太の
 おじいちゃんとおばあちゃんの住所??!!」
「・・・・・違うよ」











うつむき嘘を隠す。















「こころは嘘をつくときいつも下を向くもんね。
 これはおじいちゃんとおばあちゃんの住所なんでしょ??」
「・・・・・・・うん」
「はい、返すわ」
「えッ??」
「翔太君と離れたくないんでしょ??」
「・・・・・・・・」
「そんな純粋のこころの気持ち、無駄にできないもんね??」
「・・・・・・・お母さん」
「向こうのおじいちゃんやおばあちゃんに
 何を言われたってお母さんは何も言わないわ。
 けど、こころが何を言っても
 お母さんは何も言わない。
 言いたいこと、ぶつけてきなさい!!」
「・・・・・・お母さん」
「はい、もう寝てッ!!明日は遠出だからねッ」












あたしは涙をこらえ部屋に戻る。


















この日は眠ることができなかった。
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