俺様上司生活
あからさまに不機嫌面な緒方副部長。


「お…っついましたか」


思わず後素座利をするあたしを、肩でつついて止める。


「ここは男女公共の場だ。いて何が悪い」

「いや…さっきのはですね、言葉のアヤと言いますかね…」

「悪かったな。生きてるうちに、存分お前を呪ってやるよ。覚悟しとけ」


清水は涼しい顔をしてその場から立ち去る。いつもなら今頃緒方副部長に、散々媚を売りつけているところなのに…


「裏切り者ぉー…」


その後はというもの、仕事という仕事を全部あたしに、押し付けた副部長。

デスクには、書類の山や契約書の残骸などが残っていて、あまりにもおぞましかった。


「いくらなんでもひどすぎませんかね?城崎副部長」

「はは、俺はこれの2倍だよ」

「…出来すぎたことを申しあげて、すみませんでした」


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