ハンカチ

そっとささやいてみた…
トボトボ歩いてる時だった…

「えーりぃーかぁ―チャン」

うっざい声が聞こえてくる…
声の主はわかってる…

如月 純(17)

T高の遊び人…
3日前くらいからしつこくナンパされてるのだ…
とりあえず私は足の速度を純を無視しながら速めた…
すると…純が後ろから走って来て私の目の前に現われた…

ビグッ!!!

私はつい後退り…
気弱な声で

「なんですか…」

といった…
わかってるこういう時は強気でいるのがいいという事は…
だが、やはり一瞬
弱くなる瞬間があるのだ…

「なんですかって
ちょっとー俺らの仲ぢゃん♪敬語なんていいから」

「もともと大した仲ぢゃありません…」

「またまたーん★
ね、今日こそデートしてよ」

「…ウザイ…しつこい」
「何でー?ひ」

「オイ」

「何だよ?」

「やめよーぜ…
こんなブス」

(ブスって何よ!!)

この憎まれ口
たたくウザイ奴は
小西 学(17)
純と同じくT高で純と性格は正反対!!でも仲いいんだよね…
で、コイツも純が来ると着いて来て、私の悪口ばっか言う、純以上にウザイ奴!!

「えーブスぢゃねーよ!可愛いぢゃん?
ちょっと待ってろよ!!
俺達あともうちょっとで恋人になんだから」

純が私の手を握る

ドキドキ、、やっぱり恥ずかしい…

「むりだから…」

さすがに声は強気にはなれなかった…

「なにが恋人だよ!!まだデートもしてねぇくせに」

学が言う

「つか放して」

私も今度は強気に言った
「あっ!ごめん」

純が謝る…

その途端
私の口は勝手に動いていた

「てか!!私、彼氏いるし!!」

つい叫んでいた


「え!!
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