俺様彼氏。2
だから、毎晩のようにお父さんに読み聞かせをせがんだ。








そして、ある日お父さんが言ったの。








「初美に青年みたいな人が現れたら、



オムライスにその人の名前をケッチャプで書いてお父さんに作って欲しいな。」








そのときあたしはまだまだ小さくてお父さんの言ってた意味が分からなかったけど。









今のあたしにはあのときお父さんが言った気持ちがよく分かる。








心を込めてお父さんへ・・・・








今までの思い出を思い出しながらオムライスを作った。
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