俺様彼氏。2
「お前がそうしたいならそれでいいんじゃない?」






そうだね。





陸はそういう人だったね。





「あたし家から学校通うから。」





「分かった。


荷物はどうする?」





こんなときも冷静なんだね。






「あのままにしといて。」





「じゃ、篠田初美の家に向かってくれ。」





「かしこまりました。」





あたしの家までずっと沈黙だった。





早く家に着いてと何度も願った。
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