先生愛!~もう1つの片思い~
波瀾万丈!?ドタバタlife。
―――もうすっかり夏らしさは消え、
木々は赤や黄色に鮮やかに色付きはじめ、いよいよ秋がやってきた。
神様がくれた、偶然というか…運命のおかげで、あの時彼女に会えた。
その時の彼女の言葉を胸に、俺は今頑張っている。
だんだん任される仕事や、オペの数も増えてきて、仕事も起動に再び乗り始めた、今日この頃。
「尾上君、ちょっといいかな?」
部長が部屋に訪ねてきた。
「あの、少し真剣な話があるんだがね?」
「はい、何でしょう?」
俺は部長と自分の分のカフェラテを入れながら尋ねた。
「その~…
尾上君は、結婚する相手の方とか…いるのかね?」
何だかもじもじとしている部長。
「結婚!?ですか!?」
部長の口から予想外の言葉に、思わずカフェラテを落としそうになった。
「いきなり何なんですか?」
苦笑しながら部長にカフェラテを渡す。