先生愛!~もう1つの片思い~
かなりの時間待った。
それにしても、長くないか!?
別に待つことは苦じゃないが…
いや、苦なのか…!?
というか、このまま居ていいものか…?!
いきなりそわそわし始める、俺。
落ちつけ、落ちつけ…。
もう一度、深く息をする。
正直な話、じっとしていられなかったのだ。
待っていられなかった。
この天使のような彼女に触れないように、自分を制止するだけで、精一杯だった。
俺…こんなこと、今までなかったのにな…
疲れてんのかな……?
そうやって必死に言い聞かせていた。
だって、俺がまさか、11歳も年下の子に本気で恋するなんて、思っても見なかったから。
しかもその上、自分が担当の患者に、恋をするなんて。
ありえない。タブーだ。
彼女と別れたせいで、気が動転してるだけなんだ…。
必死に言い聞かせた。