先生愛!~もう1つの片思い~
真っ青な空。
でも、青々しいというよりは、薄い水色というにふさわしい空。
太陽がキラキラと光り、今日という日にふさわしい情景だった。
ついに迎えた、運命の日。
何度も何度も、夢じゃないのか、と不安になり確かめた。
顔をつねったり、顔をつねったり、はたまた、顔をつねったり……
今日から、彼女は、俺と共にここで働くんだ。
そう思うだけで、俺の心臓は高鳴った。
もうもたないんじゃないかと思うくらい強く、速く、俺の胸を叩いた。
どんな顔してあえばいいだろう……
だめだ、だめだ。
ここは職場、普通にしてなければ……
俺は、何度も何度も、
自分の気持ちを落ち着かせようと、言い聞かせた。