先生愛!~もう1つの片思い~
何考えてんだ…俺。
ふるふる、と頭を振って、髪をかきあげた。
それにしても…頬を赤らめ、慌てた表情…
これも有りかも…。
俺の中の彼女の百面相表情コレクションがまた1つ、増えた。
と、共に、
俺の意地悪スイッチが作動した。
同意書を受け取ってから、
去り際に、あまりの衝撃的な出会いのせいでし忘れていた自己紹介をした。
そして、意地悪スイッチ、ON。
「ちなみに、私の好きな色は黄色。ピンクはあまり好みではありません。」
そしてニッ、と笑った。
彼女の百面相がまた、みたくて。
案の定、彼女は顔を真っ赤にして怒った。
あんなこと、言うんじゃなかった…。
と後々後悔したことは、言うまでもない…。