先生愛!~もう1つの片思い~
何とか…輸血もしないで、成功した。
良かった。
ふぅ、と長く息をつき、体から力が抜けた。
まさか、こんな手術になるなんて思ってなかった。
この手術の予定が入ったと知らされた時の俺は。
手術着を着替えるために手術室をでた。
着替えているとき、
更衣室の電話がなった。
「すみません…柊さんの採血がとれなくて…左腕は点滴いれてるんですけど…左腕の採血はやはりダメですか?!」
処置室の看護士からだった。
「駄目だ。…分かった、すぐにいく。」
そういって電話を切った。
急いで服を来て、彼女の元へむかった。