先生愛!~もう1つの片思い~



今まで眠っていた彼女は、もう麻酔が切れて目を覚ましていた。




しかし、彼女は苦痛に顔を歪めており、瞼が重く、目を開けられないようだった。







無理もない。
足を切った直後だ。
それにあの出血量。
半端じゃない。








俺は手早く、足の付け根で採血を済ませた。


「じゃあ、これで。」






採血した試験管を看護士に渡し、俺はすぐにその場から、去った。








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