先生愛!~もう1つの片思い~
ガラッ
はぁ。
溜め息をついて、彼女の部屋を出る。
―――意地悪スイッチのついつい入ってしまった、俺。
そんな俺は、また彼女の気に障る事を言ってしまった。
黄色の服を着てたから、
似合ってたから、
よく似合ってるよ。
って。
そこまでは良かった。
彼女は顔を真っ赤にして…可愛かった。
更に意地悪したくなってしまった、俺。
調子に乗った俺は、
彼女の服を着替えさせたのは俺だ、と
言ってしまった。
もちろん、嘘だけど。
彼女の可愛い百面相が見たくて。
案の定、彼女はブチぎれた。
百面相は見れたけど、
でも、俺確実に嫌われ道まっしぐらだよな…
セクハラ入ってるし…
いつもやってから後悔してしまう。
―――とぼとぼと、自分の部屋へ帰っていった。