先生愛!~もう1つの片思い~
色々考えている内に彼女がトイレから出てきた。
彼女を支えて、ベッドまでゆっくりと運ぶ。
このまま、お姫様抱っこをして連れ去ってやろうか、と思った。
ヤバい、いけない、いけない。
最近自分を押さえるだけで必死だな…俺…
とりあえず、なんとか無事にベッドへ運べた。
「ありがとう…ございます…」
消え入りそうな声でお礼を言う、彼女。
可愛い…
俺…ヤバいわ…
必死に頭を振る。
鉄の仮面をしっかり被りなおし、
腕輪を渡し忘れていた事を思い出し、ポケットから取り出した。